変形チョロQと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、
やっぱり『チョロQダグラム』とかですよね?
自分はそうです。
当時、『ダグラム』に夢中になっていた事もあり、
チョロQでダグラムが出た時には衝撃でした。
アニメを見ていてただでさえ、
「か...顔が無い...」って驚いてたと共に、
そこにリアルを感じた瞬間でした。
ロボットという概念を完全に壊し、
戦争兵器だというのが伝わりました。
それを...それを...チョロQダグラムは、
戦争兵器じゃなくてロボットです。...みたいな。
ロボットという概念にまた戻された瞬間でもあります。
チョロQらしくディフォルメされたダグラム...
ロボット状態の時はタイヤが完全に隠れ、
走行モードの状態は胸の部分がノーズ部分になり、
かなり完成度が高いです。
後に『ボトムズ』『ゴーグ』『ガリアン』と続きますが、
ボトムズはダグラム同様の変形で、
なかなか惹かれるものがありました。
ゴーグの変形は全く考え付かないギミックでしたが、
ロボット状態のプロポーションがイマイチ。
ついでに顔もイマイチでした。
ガリアンの変形もゴーグ同様。
ロボット時のプロポーションがイマイチなのも同様。
というのが自分が感じた事なんですが...
この雑記はチョロQロボシリーズ(?)を紹介したい訳ではありません。
前置き長過ぎですね。
紹介したいのはコレです。
VWビートルです。
今回の雑記は右側の黄色い方について。
車幅はちょいとチョロQより広めで、
チョロQと比べるとチョップドルーフで、
カスタムビートルっぽい感じもしますね。(並べると特に。)
なにはともあれ、かなりチョロQライクなスタイリングです。
チョロQライクなスタイリング...
そうです。結論から言うとチョロQではありません。
ゼンマイエンジンも積んで無いし。
でもポイントなのがタカラ製って所です。
これは『トランスフォーマー』に登場する、
サイバトロンのミニボット部隊という戦士達の一人(?)で、
情報員のバンブルというロボットです。
(最近の『トランスフォーマー マイクロン伝説』では、
同名で全く違うキャラになってます。)
1985年に発売された、
このトランスフォーマーのオモチャですが、
メーカーがタカラ製って事で、
(↑元々はハズブロー社っぽい。)
車状態の時がとてつもなくチョロQに近いのです。
ディフォルメされたスタイリングももちろんですが、
各所にチョロQティストを散りばめています。
どうでしょう?
このスタイル...チョロQっぽいです。
リアのコインホルダーっぽい作りが何とも言えません。
タイヤはこの時期のチョロQと同じ、
DUNLOPタイヤを履いてます。
経年劣化でヒビ割れちゃってますが...。
こんな感じでロボットになります。
コインホルダー部分は頭の部分。
なかなかカッコイイです。
胸のサイバトロンのマークは温度で色が変わります。
このトランスフォーマーのバンブルですが、
2001年に『ミニボットキーチェーン』という商品名で再販されてます。
左が2001年に再販されたバンブルで、
右が1985年発売の底面にTAKARAの刻印があるバンブルです。
こちらはRバンパーにキーチェーンが付けられていて、
底面の刻印にTAKARAの文字は無く、
Hsbroの刻印のみになっている。
やはり元はハズブロー社のライセンスらしい。
FUN4ALLという会社が海外で出したらしいが、
国内版はやはりタカラがコンビニ等で販売した。
金型は同じモノを使っているようだが、
再販版は材質がやや安っぽく、
Fバンパーに隙間があったりと作りが甘い。
胸のサイバトロンマークは温度変化しない単なるステッカー。
一番の違いはRバンパーのキーチェーン用の穴が追加されている事と、
DUNLOPタイヤでは無い事。
ちなみに、このバンブル以外にも、
やはりミニボットのクリフが同様の変形で、
ポルシェ924のチョロQライクで発売されていた。
(もちろんキーチェーンとしても再販もされた。)
今回かなりチョロQとかけ離れた話になってしまったかも...。
2004/01/14 KUBOKEN
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